先週のブドウ園の状況です。新芽が芽生えて数センチ伸びていました。この日はぶどう棚の天井ビニール張りの作業をしました。

ひとつの棚の長さは60メートルほどあります。端からよいしょよいしょと引っ張って被せます。10名ぐらいいないと作業できません。当園ではビニールハウスで加温する栽培方法ではなく、露地栽培に近い雨除け栽培を採用しています。ブドウは非常にデリケートな作物で、雨に当たると病気のリスクが高まります。また酸性雨による影響を防ぐ意味もあり棚の上に雨除けのビ二ールを貼っています。 設備コストやエネルギー費がかからず、その分低価格でご提供できるようになります。

 1本張るのに約30分ぐらいかかります。当園にはこのような棚が40本程度あります。栽培品種は13種です。販売はお盆前後からとなります。昨シーズンは8月11日のブラックビートと藤稔(ふじみのり)からスタートしました。

当園では、採れたてを販売しておりますが、近年の高温傾向により常温の販売を今シーズンから、冷蔵販売に切り替えます。どうしても常温だと品質の劣化が早まり美味しい状態の維持が難しくなるからです。贈答発送もチルド配送をおすすめいたします。

今日のブドウの状況です、一週間で30センチぐらい伸びていました。花芽がついています、これがブドウの房になります。もうすぐ新稍(新しく出た枝)の誘因が始まります。枝は何もしないと上に向かって伸びていきます、そのため水平に伸ばすためぶどう棚のワイヤーに固定します。それから花が咲いて房つくり、袋掛けと作業が続きます。

園道を歩いていたら、トンボがアスファルトの上で日光浴をしていました。トンボの羽化は早い種で今頃なんです。

この方もいらっしゃいました。冬の間ほんと殺風景だった農園は一気ににぎやかになってきました。