ぐんぐん成長中の梨、ここまでいくつもの選抜を通り抜けてきました

店頭に並ぶのは、5%ぐらいになってしまうのでしょうか。

こんにちは。明水(あけみず)という早生の梨です。現在直径が3cm程度まで成長しています。当園の栽培品種の中でも1番か2番目に早く収穫を迎える梨です。7月の下旬ころに店頭に並びます。

梨のスタートはこれです。花芽と呼ばれているもので一つの花芽に花が8~10花程度咲きます。

1つの花芽にこれだけ花がつきます。このうち結果するのは平均4~5個ぐらいでしょうか。

受粉が上手くいくとこんな感じで結果します。この実たちを人の手で選別して一つに絞っていきます。これを摘果(てきか)といいます。摘果の際にはいくつかの選別条件があります。

2番目か3番目に咲いた花の実。変形していないもの。病変の無いもの。霜の影響のないもの。等々それを瞬時に判断してハサミで切り落としていきます。1本の木から平均300~400個の実を収穫します。当園には約4000本の梨の木がありますので・・・・・。考えて作業していたら間に合いません。まるで修行のような作業が続きます(笑)。

梅雨を迎えると病気対策、梅雨明けからは獣たちとの闘いが始まります。あちらもこちらも命と生活が懸かっていますから必死です。

今の季節ならではの風景に癒されます。木々の新緑が芽吹き、樹種によって色が違うので山全体が緑のまだら模様になります。一番好きな景色です。

さあ、この梅雨にきちんと雨が降ってくれるのを祈るばかりです。

それではこのへんで。